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記憶にはほとんど残ってなかったタイガーバームガーデンの写真もありました!!

ケンコーの安いフィルムスキャナ買いました

ソースネクストのサイトで、安いフィルムスキャナ「ケンコートキナー KFS-500mini」がさらに値下げで3,900円で売ってたので買ってしまいました。しかしポチってみると、送料450円+消費税348円で合計4,698円ですと。もう5,000円近くって、想定外な高値になんかダマされた感満載になってしまいました。計算弱すぎかw。
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スキャンしたい香港のポジフィルムは2本で、前回も書きましたが他には以下のようなデジタル化の選択肢がありました。

(1)富士フィルムにデジタル化を頼めば基本料込みでフィルム2本で2,760円
(2)EPSONのフィルム対応スキャナが一番安い機種なら18,504円

しかし(1)だと2本こっきりの価格。実は旅行以外のフィルムがまだ5本くらいあるのです。これもデジタル化しておきたい。(2)が一番画質がいいと思うのですが、2万円出して買ったとしても、フィルムは旅行2本+その他5本をスキャンしてしまったらもうお役目終了でスキャナーは不要です。そして普通のスキャナは既に手持ちのFAX複合機についてるし、最近は紙をスキャナで取り込む用事さえまずなくなりました(紙はiPhoneで撮影してLINEで送るのが手っ取り早いので)。こんな状況でスキャナに2万出すのはちょっと痛い。

というわけで、たまたま見つけた3,900円の「ケンコートキナー KFS-500mini」をポチってしまいました。ネット上では「Windows10非対応」と記載してあるショッピングサイトが多いですが、ソフトが対応したようで現在はWin10でも使えます。MacはOSX 10.6~10.9までしか対応しておらず、OSX 10.11ではソフトのインストールは出来たモノの、スキャンするとレインボーが回り続けて固まってしまいました。というわけでWinでスキャン取り込み作業をしました。

画質は想像以上に悪いが、群を抜いたコスパとスピードが魅力

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実際作業してみた感想は、
(1)画質悪すぎワロた、というレベル。
明るいところは白トビして暗いところは潰れてしまい、階調はまず残ってません。昔の紙焼きプリントからスキャンしたレベルの画質に落ちてしまいます。フィルムからなのに、、、実用最低限かなという感じです。(今回のフィルムはポジフィルムなので、ネガと違って変色劣化する事はなく30年経っても昨日撮影したように鮮やかなのですが、、、再現出来ません)
上のタイガーバームガーデンの虎の写真は、元々コントラストがキツくないので普通にスキャン出来ているようにも見えますが、原本のポジはこの100倍くらい画像の階調が綺麗です。しかし言わないとわからない事なので、ブログレベルならこれで十分だとも言えます。
(2)スキャンはめちゃ早い。クリックした瞬間スキャン。
スキャナというより安いデジカメが中に入ってる感じです(スキャン時に色調補正は一切出来ません)。
後から思い出したのですが、スマホをフィルムスキャナに使うためのLEDライト付きの箱が6000円くらいで売ってるので(Lomography iPhone and Android Film Scanner)、今やスマホのカメラの方が多分画質がキレイでしょう。今どき高性能なアクションカメラでも5000円で買える時代なので、今回購入したケンコー製品はちょとスペックが低すぎかも知れませんね。
(3)フィルムが反り返ったままでデータ化されてしまう。
目に見えるレベルで反って歪みます。フィルムはマウントで上下を軽く位置固定されてはいるのですが、ゆるふわで宙に浮いてる感じなので反りはそのままになります(このブログの下の方に反り返ったサンプルがあります。飛行機の翼の写真)。
(4)ピントが甘い
フィルムが反り返ってるせいでしょうか。ピントのシャープさには不満が残ります。上の虎の写真、なんかピントが合ってませんよね。キャノンA1で撮影したのですが、余程じゃないと撮影時にピンボケはないはずだけどなぁ。
(5)VHSの標準モードと3倍モードくらいの劣化具合
昭和世代のオヤジに、わかりやすくこの製品の画質の悪さを説明しようと考えました。「VHSの標準モードと3倍モードくらいの画質の違い」と例えればわかりやすいんではないでしょうか。しかしスキャン後のjpg写真単体だけで見ると「別に十分見れるしOKジャン?」という印象なので、このスキャナ、アリだと思います。

昔はフィルムスキャナーは10万円くらいしましたからね。一般家庭用にここまで割り切ったからこその5000円なのです。まずは昔の写真をデジタル化して家族で喜びましょう。

※この掲載写真はLサイズの写真よりワイドな左右サイズになっていますが、写真の元データをフルに網羅したいがために、私は2回に分けて左右をスキャンして真ん中で貼り合わせています(スキャンの度に写真の色味が変わるので、貼り合わせはちょっと苦労しますが)。スキャナ自体の取り込み性能はもっと左右が狭いLサイズの比率になっています。

せっかくなので30年前と現在の香港を比較して遊びました

というわけで、今回スキャンした30年前の香港と去年の香港の風景を比較してみましょう。画質はフォトショップで頑張って補正しましたがこのレベルです。

以下の写真だけを見た感じでは、被写体はちゃんと普通に判別できるので、ブログに使うレベルの範囲ならスキャナの性能の悪さは別に気にならないと思います。
A_比較
ビクトリアピークからの風景です。ちょっと角度が違うのでわかりにくいのですが、よく探すと同じビルが結構あります。
B_比較
無料展望台です。こちらもちょっと角度が違うので、同じビルは探しにくいです。展望台の中が真っ黒く潰れていますが、実際はポジの現物では綺麗に写っています。スキャナの性能が悪いのでここまで潰れてしまいます。
C_比較
レパルスベイです。この写真は撮影位置がかなり違います。2016年の写真で手前にある遊歩道は昔の写真でも背後にありました(多分)。こちらも逆光でコントラストが強すぎたためスキャンでは山が黒く潰れていますが、現物のポジでは明瞭に美しく写っています。
D_比較
レパルスベイの鎮海楼公園です。撮影位置がだいぶ違うので、1988年は石段が写っていますが、2016年はもっと手前から撮影しているので石段は背後にあるようです(多分)。
E_比較
レパルスベイの鎮海楼公園。巨大仏像は当時と全く同じようです。こちらもコントラストが強いせいでスキャンで黒く潰れましたが、現物のポジでは綺麗に階調が残っています。
F_比較
レパルスベイの鎮海楼公園。自然の山肌が塗り壁のようになりました。1988年は足元が白く飛んじゃってますが、よく見ると階段は存在しています。
G_比較
レパルスベイの鎮海楼公園。撮影の角度が違いますが、当時と同じ像です。羊だと思いますが、山羊かも?

あくまでも安く大量にフィルムをスキャンするならこの製品一択

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いろいろと文句は言いたい放題言って来ましたが、今現在フィルムを5000円以下で安く大量にデジタル化できる方法はこの「ケンコートキナー KFS-500mini」一択だと思います(大量にという所がポイントです。フィルム1〜2本なら業者に頼んだ方が出費が少なく高画質です)。2014年4月1日発売の製品なのですが、もう在庫が切れたら販売終了しそうな雰囲気なので、買うなら今しかないでしょう。今でしょ。ホントに気軽に瞬時にフィルムをデジタル化できます。この次に安い製品は6500〜10000円くらいしますが、性能は似たり寄ったりで、他社なのにスキャンソフトが同じ製品もあるので、中身は同じOEMなのでしょう。

※その後さらにググったら、5000円台でPCなしでも直接SDカードに写真を書き込める、液晶画面付きのフィルムスキャナ製品もあるようです。

※前章で説明した「(3)フィルムが反り返ったままでデータ化されてしまう」という現象は、この飛行機の翼の写真で確認出来ます。両端の黒いフィルムの切れ目が凸歪みしているのがわかると思います。

画質にこだわる人は迷わずEPSONスキャナを2万円で買うべき

画質にこだわる人はEPSONのフィルム対応フラットベットスキャナを2万円で買ってください。15年以上前の5万円の機種「GT-9700F」を以前使っていましたが、ホントに画質は綺麗で再現性は素晴らしいです(その代わりスキャンの時間はめちゃめちゃ長いです)。
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こちらの香港ビル街の交差点信号写真(1988年)が、数年前にEPSONスキャナ「GT-9700F」でネガからスキャンしたサンプル写真です。富士フィルムのコンパクトカメラ(30年前当時の売価で19800円くらい)で撮影したネガフィルムですが、ここまでかなり詳細に綺麗にスキャンで再現出来ています(当時、町のDPE現像ショップで紙焼きしたプリント写真より10倍くらい綺麗です)。今回はブログにアップするために画像サイズを縮小してjpg圧縮したので、実際はもっと綺麗にデジタル化できています(ただし階調を引き出すにはPhotoshopなどの画像補正ソフトは必須だと思います)。

一眼レフユーザーならフィルム複写装置が3000円で買える

カメラが趣味で一眼レフを持っている人ならば、フィルム複写用の「Nikon スライドコピーアダプター ES-1」が今日現在Amazonで3200円で購入できるので、そちらを購入した方が安く済みます。

スマホでフィルム複写できるボックスを自作してる人

なんと、本気を出せば自作も出来るようです。東急ハンズとかで材料買えば、5000円以内で作れちゃいそうですね。
〈参照ブログ〉岩野亮介 工房報告(2017年10月27日金曜日)
Smartphone Film Duplicator スマートフォンを使ったフィルムのデュープ
http://iwanoryoskewerkstattbericht.blogspot.jp/2017/10/smartphone-film-duplicator.html