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いまJ-WAVEの葉加瀬太郎の番組に冨田ラボがゲストで出演中で、ニューヨークの48丁目の楽器街に入り浸った話しをしていた。そういえばオレも28年前の1988年の香港で楽器屋に入ってドラム音源買ったなぁ。すっかり忘れていて、久しぶりに思い出した。

2009年に書いた別のブログでこのドラム音源購入の件をちょっとだけ触れていた。記憶も薄いのでそこの情報から色々ググった。購入したのはKORGのMR-16というマルチティンバー音源。日本での定価は77000円だが、デッドストックの新品で1万円前後で購入したらしい。

当時、毎週のように秋葉原や御茶ノ水の楽器店を巡っていたが、この音源は日本では見たことがなかった。当時のパンフレットのスキャン画像を見ると、EX-800やKR-55Bが並んでいるパンフにこのMR-16だけ「NEW」と書いてあるので、古臭い見た目の割にはEX-800よりも後に発売されたらしい。ググってみたら、KR-55Bは1982年発売、EX-800は1984年発売なので、このMR-16は多分1985年発売なのではないかと思う。(パンフレットは部屋の奥にしまってあるので、引っ張り出してカタログの発行年月日を見ればすぐわかるのだが、荷物をひっくり返すのが面倒臭くてw)。

香港旅行に行ったのが1988年なので、3年で8割以下に値下げしている事になる。あまり人気がなかった機種なのだろう。たまたまこの時楽器屋に日本語を勉強中の香港の学生がいて、彼のおかげでスムーズに購入できた。この時楽器屋に同行した友人は、当時松下由樹がCMをやっていたYAMAHAのショルキーを購入した。友人は帰りの飛行機でショルキーを手荷物で持ち込もうとしたが、先端が鋭利なのでチェックイン時に強制的に貨物室行きにさせられていた。


〈CM〉1987 松下由樹 ヤマハ ショルキー

この後、高円寺の中古楽器屋「モダンツールス」で購入したEX-800は、中古なのにラックマウント用の耳が付いていたが、香港で買ったこのMR-16は新品なのにラックマウント用の耳が付いていなかった。写真にライトグレーの耳が付いているが、これはその後工場でバイトした時に休憩時間に余った部材で自作したものだ。

写真には背面の端子画像も付いているが、見ての通りなんと贅沢なプロ仕様で、音色一個一個に別々の出力端子が付いているのだ!!しかもフロントパネルには一個一個のパンとボリュームのつまみも付いている。ステレオ端子から一括出力するときはパンがつまみで調整できるのだ。

旅行ブログなのに、音源の話になってるなw。